就労ビザ(在留資格)の更新時期が近づき、「仕事が忙しくて入管に行く時間がない」と悩んでいる方は多いですよね。そんな方にとって、自宅やオフィスから24時間手続きができる「在留申請オンラインシステム」は非常に便利なツールです。
オンライン申請をすると手数料の割引もあります。窓口で申請する場合の手数料は6,000円ですが、オンラインの場合は5,500円になりますので少しお得です。
最近ではシステムも改善され、以前よりもスムーズに利用できるようになりました。ただ、初めて挑戦する際には「マイナンバーカードの使い方が独特」だったり、「最後はアナログな作業が必要」だったりと、いくつか知っておくべきコツがあります。
この記事では、オンライン申請を自分でスムーズに完結させるための手順とコツを詳しく解説いたします。
目次
1. オンライン申請で「できること」
まず、オンライン申請の全体像を正しく理解しましょう。
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うれしいポイント: 平日の昼間に何時間も入管の窓口で待つ必要がありません。夜間や休日でも、自宅のPCから自分のタイミングで申請できます。
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知っておきたいポイント: 申請自体はデジタルですが、「新しい在留カードを受け取る」ときには、古いカードと引き換えるための物理的なステップ(郵送や窓口訪問)が必ず発生します。
「すべてが画面上で完結する」というよりは、「入管へ足を運ぶ回数や待ち時間を大幅に減らせる仕組み」と考えると、実際の作業をイメージしやすくなります。
2. おすすめなのは「紙の申請書」を下書きにすること
オンライン申請の最大の特徴は、窓口申請で使うような「紙の申請書」をスキャンして提出する必要がないという点です。画面上のフォームに直接、氏名や勤務先、年収などの情報を入力していくため、入力データそのものが申請書の役割を果たします。
しかしここで、ぜひおすすめしたいことがあります。
「紙の申請書(またはExcelファイル)」をあらかじめ完成させ、手元に置いてから入力を始めましょう。
なぜなら、入管のオンラインシステムはセキュリティ上、一定時間(3時間)以上操作がないと自動的にログアウトされてしまい、入力途中のデータがすべて消えてしまうことがあるからです。
画面を見ながら「えーっと、会社の資本金はいくらだったかな?」と調べている間にタイムアウトになってしまうと、最初からやり直しになってしまいます。
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本人用(1〜3枚目相当): 自分の年収や住所などをExcel版にまとめておく。
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所属機関用(4〜5枚目相当): あらかじめ会社に記入してもらい、手元に準備しておく。
これらを「下書き」として手元に置いておけば、オンライン画面では「転記(写すだけ)」で済むため、ミスも防げますし、短時間で申請を完了させることができます。
3. 事前準備:必要な「ITツール」と「電子データ」
申請を始める前に、以下のアイテムが揃っているか確認してください。
① デバイスとカード
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マイナンバーカード: 署名用電子証明書(パスワード)が有効なもの。
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マイナポータルアプリを入れたスマートフォン: カードを読み取るために必要です。
- パソコン:OSはEdgeが推奨されていますが、Chrome、Safariでも大丈夫です。
② 電子データ(PDFやJPEG)
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顔写真データ: 6ヶ月以内に撮影したデジタルデータ。
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勤務先の資料: 「法定調書合計表」など、会社から提供される書類のスキャンデータ(10MB以下)。
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住民税の証明書:「マイナポータル」を通じて、納税証明書や課税証明書を電子データとして取得できます。区役所などの窓口に書類を取りに行ってPDFファイルにする必要がなく、取得したデータをそのまま申請システムにアップロードすることが可能なので便利です。
4. 手続きのステップ:ID登録から申請完了まで
準備が整ったら、以下の4ステップで進めます。
ステップ1:利用者IDを取得する
まずはアカウント作成です。システムにアクセスし、マイナンバーカードを読み取って利用者登録をします。登録後、入管側の確認を経て、IDがメールで届きます。期限ギリギリではなく、余裕を持って済ませておきましょう。
ステップ2:身分事項と申請情報の入力
IDが届いたらログインし、「身分事項(氏名、生年月日、パスポート番号など)」を入力します。ここが最も慎重に行うべきパートです。
ステップ3:勤務先情報などの入力(下書きを活用!)
ここで、あらかじめ準備しておいた「紙の申請書(下書き)」の出番です。会社の資本金、従業員数、あなたの職務内容、年収などを、下書きを見ながら正確に転記していきます。
ステップ4:添付書類のアップロードと送信
最後に、PDF化した会社資料やマイナポータルで取得した納税データ等をアップロードし、在留カードの受取り方法(窓口または郵送)を選択のうえ、「送信」ボタンを押せば申請完了です。
5. 新しい在留カードの受け取り
審査に通るとメールが届きます。オンライン申請のときに選択した方法でカードを受け取ります。
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窓口受取: 入管へ行き、古いカードと引き換えます。手数料として5,500円分の収入印紙が必要です。
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郵送受取: 入管に「今のカード」「収入印紙(5,500円分)」「返信用封筒」を書留で郵送します。数日後、新しいカードが届きます。
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注意:郵送中は手元に在留カードがない状態になるため、コピーを携帯してください。
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6. もし「やっぱり不安だな」と感じたら
オンライン申請は、デジタルとアナログを組み合わせた非常に便利な仕組みです。特に「下書き」を準備さえしておけば、あわてることなく完了させることができます。
一方で、以下のような場合は、行政書士への依頼を検討してみてください。
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PC操作やマイナンバーカードの設定が苦手: 「ログインできない」「エラーが出る」といったトラブルに時間を奪われたくない方。
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完全に「非対面」にしたい: 行政書士に依頼すれば、カードの受取・郵送まですべて代行可能です。あなたが入管に行く必要も、郵便局へ行く必要もありません。
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書類の不備で失敗したくない: 就労ビザは会社の状況によって審査が厳しくなることがあります。不安がある場合は、行政書士に理由書を作ってもらうのが最も確実です。
オンライン申請は便利な「ツール」です。まずは「下書き」の準備から始めてみて、もし「これは大変そうだ」と感じたら、入管手続きを専門とする当事務所にご相談ください。
相談は無料で承っております。相談してみた結果、「やはり自分でやることにした」となっても大丈夫です。あとから電話やメールで勧誘することもありませんので、安心してご相談ください。



